第六十一章
建平二年 十一月。
同月、鳥陵と玉棺 和平する。
その証に、皇帝のただ一人の妹、十六夜公主 玉棺に嫁す。
同月十六日、公主、山賊により浚われる。
これによりて、鳥陵と玉棺の和平は決裂。
同日、南城の絲蒼鷹、山賊討伐する。
山賊から、公主を救出す。
年改め、建平三年 三月。
鳥陵、唯一の国となる。
大地、ことごとく鳥陵の物となりぬ。
皇帝、ことのほか、これを喜ぶ。
絲蒼鷹、その武を寿がれ、大司馬を賜る。
大司馬、都に帰還する。
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