作品の傾向と案内
一見たくさんの作品があり、色々な傾向があるようですが、非常に残念なことに、ここには『広義なファンタジー』の『恋愛もの』しかありません。
現代ものを書いていても、ファンタジー要素がにじむどころか、だだ漏れ。
男と女が登場人物に出たならば、即ち恋に落ちる。
という感じで、同じような話ばかりです。
国家が転覆しかねない陰謀もなければ、主人公の成長もなく、胸がえぐられるような恋愛描写もありません。
ひたすら萌えに忠実に、どうでもいいような日常と、ほんのりラブを描いています。
初恋成就率が、ありえないくらい高いです。
少女趣味よろしく男性陣が苦労をし、一途に思いつめたりします。
ちなみに、並木空の萌えは
身長差・歳の差・身分違い・幼なじみ・眼鏡・王侯貴族 などです。
「並木空のバインダー」は、下へ行くほど新しい話になっています。
基本的に、短編は長編の息抜きに書かれることが多いので、作品の質は安定していません。
では作品紹介です。
リンクは、作品の1ページ目、または目次ページにつながっています。
※このページは定期的に書き換えられます。
- -連載中 - - - - -
「
鳥たちの見た夢」
架空中国世界/戦記・建国/主人公:複数
※流血・暴力表現・機種依存文字有り
間違いなく、私の代表作です。
が、これほど他人に勧めにくい作品もありません。
まず長編。本編だけで、原稿用紙で600枚オーバーです。
中華風FT。名前以外にも『字』があったりと、漢字が多いです。常用漢字以外にも、機種依存文字の漢字まで使われています。
建国記&戦記風味。流血シーンあります。暴力シーンあります。教育上おススメできない描写や思想が入っています。
「
30のお題」
「番外編」中心、ときどき「書き下ろし」を予定している30のお題。一話完結型。
説明どおり『番外編』中心なので、初めていらしゃった方には、不親切なページです。
「
日記のログ」
SS/一人称・有/二人称・有/雑多/恋愛要素・稀
日記で掲載した小話のログ。
手短に『並木空』の作品傾向を知りたいなら、こちら。
短い話ばかり揃っていて、あっという間に読めると思います。
- - 長編 完結済み - - - - -
「
宗一郎と燈子の45日間の空」
現代/高校生/幼なじみ/異能/一昔前風/ハッピーエンド
ファンタジー色、だだもれの現代ものです。
一話一話が散文詩のように短いので、読みやすいはずなのですが、主人公の性格や口調にクセがあるので、苦手な人はとことん苦手な作品です。
「
星々の揺籃」
SF/遠未来/科学者/ハッピーエンド
SF好きには肩透かし。SF嫌いには頭が痛くなる。そんな作品です。
SF風ファンタジーで、初恋だの、幼なじみラブだの書いたら、どうなるんだろう? という感じの作風なので、舞台のスケールの大きさに比べて、こじんまりとした日常が描かれています。
「
神の印」
異世界ファンタジー/西洋風/王侯貴族/親戚/ハッピーエンド/連作
主人公が騎士&若き子爵、王女に、伯爵公子に侯爵令嬢、画家に伯爵令嬢と、なかなか豪華な作品です。
血族内の話で、当然幼なじみもいるし、従兄弟同士も多いので、萌えが凝縮されたようなモチーフがたくさん入っています。
今のところ、一番『糖度』が高い作品なので、いわゆるロマンス小説、少女小説を読みたい方には、おススメです。
「
氷の中の花」
架空中国神話/人外/ハッピーエンド/古典調
読み手を選ぶのはストーリーだけではない、という見本。
ある意味、R-15。
美麗美文を目指して、古語を大量に投入し、知っているだけの知識を動員して、普段なら開く漢字を開かずに放置して、ルビをほとんど振らなかった、という作品。
中国系神話の良いところをつまみ食いして、創作したので、実際にはいない精霊がゴロゴロしています。
「
人の影」
現代/社会/連作短編/実験的小説
※道徳的な作品ではありません
◆「天体観測」シリーズの続編
これまた、他人に勧めにくい作品です。
一人称にチャレンジしてみたり、社会現象をテーマにすえてみたり、改行を減らしてみたり、と普段やらないことをやっているので、クオリティが高いとはいえない作品です。
恋愛要素はほとんどなかったんですけど、最終的にはご都合主義的な乙女向けのラノベとして完結した、と信じたい作品です。
- - 短編 おススメ作品- - - - -
「
こなゆき」
西洋風ファンタジー
魔法使いとお姫さまのほのぼの
「
理想的な結婚」
中華風ファンタジー
貴族階級の女の子と公子さまの政略結婚
コメディタッチで読後感が爽やか
この二つは評判の良かったお話なので、乙女向けのラノベを読みたい方にはおススメです。